【専門薬剤師解説】ミノキシジル育毛剤を使っている女性が気を付ける副作用はこの5つ!副作用が出たときの対処法も解説!

ミノキシジルの副作用

薄毛に悩む女性は結構増えており育毛剤を使っている女性もいると思います。

別の記事で女性が育毛剤を使うならミノキシジルという成分が入った育毛剤が臨床データ上、効果や副作用の面からもっともおすすめという解説をしました。

ここでは「ミノキシジルが含まれた育毛剤」を使っている、特に女性に特化して副作用で以下のような疑問を解説していきます。

✔ 発毛作用が強いから副作用が強くないか心配
✔ 持病があるけど使っていいのか心配

また、関連したよくある質問で

✔ 副作用が出て中断したら元に戻ってしまうのか?
✔ 代わりに何を使えばよいか?

というのがあります。

このあたりの回答になる記事を臨床データに基づいて解説して行きます。


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副作用の解説をする前の大前提!育毛剤の副作用で重大なものはほとんど起こらない!

「ほとんど」というのは、全くのゼロではないということです。といいますか、副作用がない育毛剤なんて存在しません。あるとしたら、それはただの水です。

また、ミノキシジル育毛剤全般に言えますが、基本的に副作用は軽いものしかありません

また、その軽い副作用も起こる確率はかなり低いです。

具体的にどのくらいの確率で副作用が起こっている?

あまり知られていないと思いますが、薬の副作用で特に重要な副作用を厚労省が情報収集していてデータベース化しています。

そのデータベースを見てみると、ミノキシジル育毛剤に関連した副作用は、2004年から2019年まででたったの30件です。

※この30件も必ず育毛剤による副作用というわけではなくあくまで可能性があるという段階です。

つまり年間で何万人もの人が育毛剤を使っている中で15年間で30人の副作用報告だけ。

ということで副作用はかなり少ないことがわかると思います。

育毛剤には副作用がほとんどない理由

副作用が少ない理由は、育毛剤は頭皮に塗るだけなので、全身作用がほぼないからです。
※全身作用とは血液の流れに乗って体中に薬が行き渡ることです。

ですので、副作用が起こるとしても、育毛剤を塗った箇所がかゆくなるなど軽いものがほとんどだけです。

ミノキシジル配合の育毛剤を使っていて、副作用が出たら心配という人のために「心配ないレベル」~「これが出たら使用を中止するレベル」に分けてみました。

副作用でよく出る副作用だけど心配ないレベル

✔ 初期脱毛
これは使用したほとんどに人に起こります。使い始めて2週間目から8週間目くらいになると少し髪が抜けます。

対策
そのまま使い続けると徐々に前より髪が太く濃くなります。薄くなったと思っても一時的なので育毛剤を使うのをやめないようにしましょう

✔ 多毛症(起こる確率:0.1%以下)
ミノキシジル育毛剤は発毛効果が高いため、髪の毛以外の場所の毛も太く・濃くなることがあります。
よく起こるのは、額と頬、場合によっては腕の毛が濃くなります。

対策
耐えられない位ひどいようでしたら、育毛剤の使用を中止すれば4か月ほどでもとに戻るとの報告があります。(もちろん期間に個人差はありますが使用をやめれば直ります)

✔ 頭皮の炎症(起こる確率:2.7%)
この副作用は女性用育毛剤でリアップリジェンヌを使用している方でしたらほぼ起こりません
理由は添加物のプロピレングリコールがリアップリジェンヌには入っていないからです。
ただし、プロピレングリコールという添加物が入った育毛剤(ヘアグロウ ハナミノキ)を使用していると炎症が起こりやすくなります。

対策
プロピレングリコールが入っていないリアップリジェンヌに代えてみると炎症が収まるかもしれません。

この副作用が出たら使用を中止するレベル

最初に書きましたが、使用するのをやめなければならないほどの副作用はこれと言ってありません

ただし、何か病気などなってしまい、その治療の妨げになるかもしれないから育毛剤をやめなければならないということはあります

ですので、副作用とは違いますが、使用を中止することになる例を紹介します。

✔ 心臓の病気になった・心臓の病気がある
心臓に病気がある人はリアップは使っては絶対ダメみたいな情報がネットに見られますが、実際はそんなことありません。

ただし、あくまでケースバイケースなので、心臓の病気を診てもらっている先生に相談して判断してもらってください

✔ 妊娠した女性・授乳をしている女性
これは女性に影響があるのではなく赤ちゃんに影響があるかも知れないからです。

担当の産婦人科に先生に必ず育毛剤を使っていると伝えてどうしたらよいか判断を仰いでください



育毛剤の使用を中断したらせっかく生えてきた髪はどうなるか?

大前提として育毛剤は使うのをやめてしまうと効果があったとしても、徐々に元に戻ってしまいます

では、万が一副作用でミノキシジルの育毛剤が使えなくなってしまったらどうしたらよいかというと、

ミノキシジル以外の成分の育毛剤を使わなければなりません。

ただし、例外として「ヘアグロウ ハナミノ」を使っていて頭皮の炎症が起こった場合はリアップリジェンヌに代えると炎症は治まる可能性はあります

「ミノキシジルが入った育毛剤」の代わりはなにを使えばよい?

ミノキシジルを使っていて、代わりに何を使ったらよいかということですが、ミノキシジルの次に発毛効果が高いものを使用してください

おすすめなのは、このランキングの2位にしましたが、育毛剤とは少し違いますが、低出力レーザーを使用することをおすすめします。

これは、発毛効果の強さはもっとも強いものに部類されていますし、副作用もほとんどないのでおすすめです。

まとめ

基本的には育毛剤は全身作用がないため重大な副作用はほとんどありません
※ただし、飲み薬のミノキシジルタブレットは別で、副作用がかなりあります

✔ 新たに重大な病気になってしまったら、育毛剤を使っていることを担当医師に伝えて継続していいか?中止したほうがいいか判断を仰いでください。

✔ 育毛剤を使用を中止したら、薄毛の進行は進んでしまう。
⇒代わりのおすすめは低出力レーザーです。

ただし、市販の育毛剤で限界があります。
その場合は薄毛治療を行っている病院に行く必要があります。

その場合はオンライン診療がかなりおすすめですので興味があればこちらも読んでみてください。




 

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