【専門薬剤師監修】ストレスで起こる下痢の治し方!この3つの市販薬で過敏性腸症候群を治す!

緊張すると下痢する人必見!市販薬を間違わないで選べば過敏性腸症候群を治せます。データの基づいて正しい市販薬を専門薬剤師監修のもと紹介します。

会議やテストなど、緊張を強いられる状況になると、腹痛や下痢になる人が結構います。いわゆる「過敏性腸症候群」という病名のものかと思います。

統計では、2019年時点で過敏性腸症候群の方は1200万人いるとなっています。

過敏性腸症候群は、人により症状が様々で、「下痢をする人」や、逆に「便秘になる人」、または、「ひどい腹痛」に悩まされる人など色々なタイプの過敏性腸症候群があるようです。

私自身、過敏性腸症候群であります。

自分の場合は、下痢のタイプで、学生時代はテストになると、おなかが痛くなり、トイレに行きたくなるためとても大変だった記憶があります


そこまで頻繁に下痢するわけではないが、会議や電車など特殊な環境でのみ下痢する人もいると思います。そのような、「ときどき起こる急な下痢」を市販薬で抑えたいという方はこちらも参考にしてください。


社会人になっても、会議など仕事での緊張する状況でもやはり下痢に悩まされました。

さらに、仕事の時だけでなく、トイレに行けない状況(例えば、電車・車移動中、トイレがとどこにあるか把握できていない見知らぬ場所へ行くなど)になると、休日でも急に下痢するという状況です。

さらに症状がひどくなれば病院で専門の医者に診てもらおうとは考えていますが、現時点では、市販薬で症状を抑えられています。

市販薬もたくさんあり、どれが本当に効くのかわからないと思いますので臨床データに基づいたおすすめの市販薬を紹介します。

とくに、CMなどでなんとなく薬を選んでいる人はとても損をしてしまっていますので是非読んでください。

過敏性腸症候群に効くのは「セレキノンS」と「乳酸菌」を併用すること

過敏性腸症候群を治そうと思ったら、病院で治療するのが一番よいのですがなかなか病院に通う時間がないという方も多いと思います。

統計では過敏性腸症候群の人は内、病院やクリニックで医師による治療を受けている人は約7%となっています。(参照:Miwa H:Patient Prefer Adherence, 2008; 2:143-147 – 5 – 5)

つまり、93%の人は我慢していたり、ドラッグストアなどで下痢止めの薬を購入して、なんとか凌いでいる人ということです。

ドラッグストアなどで市販薬を買って飲んでいるって人はどのように薬を選んでいるかというと、CMなどを見てなんとなく選んでいます。

下痢止めではストッパや正露丸が有名だが、これでは過敏性腸症候群は治らない!

では、過敏性腸症候群に効く市販薬はなにかというと、「セレキノンS」というものと「乳酸菌製剤」を同時に服用することです

実際これらの薬は病院で治療行うものと同じ薬です。

いくつかある薬の中で過敏性腸症候群に最も効果的なのが、セレキノンという薬と乳酸菌(いわゆるプロバイオティクス)を用いる方法です。
機能性消化管疾患診療ガイドライン2014―過敏性腸症候群(IBS)より

つまり、「病院で処方される薬」と同じものをドラッグストアや通販で購入することができます

市販薬でなにを買うか迷ったら、セレキノンSという商品と乳酸菌を含む薬の2種類を買うようにしましょう。

セレキノンSってどんな薬?

セレキノンSって聞いたことないという人が多いと思います。

これは「トリメブチン」という成分が含まれるおくすりで、現在この成分の薬はセレキノンSという商品名で田辺三菱製薬から販売されています。

こちらの薬は通販でも購入することができます。最も安く購入できるのはこちらです。


購入の際は、このような簡単なチェック表があり、注文後、薬剤師よりメールが届き簡単な問診に答える必要があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最初のチェック表の中の①の「以前に医師から過敏性腸症候群で診断・治療を受けたことがある」が「ある」と②の過敏性腸症候群の再発かわからない」は「いいえ」を選択していないと購入できませんので注意してください。

つまり、病院で過敏性腸症候群の治療をしたことがある人しか購入できない?

基本は、過去に過敏性腸症候群の治療を病院でやっていて、しばらくは大丈夫だったけどまた最近は下痢が起こるようになってきて、でも病院では「セレキノン(成分:トリメブチン)」を飲んでいたっていう人がだけが購入できるように制限しています。

そのように購入の際に色々チェックするのは、「強い薬なのか?」「副作用は大丈夫か?」と心配になる方もいますが、全然そんなことはなく、OTCとして市販されてまた新しいため少しチェックを厳しくして様子を見ましょうねってことです。

その証拠に、このセレキノンSの有効成分の「トリメブチン」は「タナベ胃腸薬〈調律〉」という商品にも同じ量が含まれており、こちらは販売が開始されてから相当経過しているため購入の際に厳しいチェックはありません。


この「タナベ胃腸薬〈調律〉」とうのは、過敏性腸症候群に効くのか?

セレキノンSと同じ成分で、さらに、量も同じなので「効かない理由がない」です。

ただし、この薬は胃もたれなどに効くように、セレキノンSの成分「トリメブチン」以外にも数種類の成分がブレンドされていますので長期で服用できません。

ですので、過敏性腸症候群の治療で使用するなら、「セレキノンS」を使用するようにしてください

セレキノンSの使い方

セレキノンSは1週間を飲んで、効果が実感できれば、もう大丈夫かなって思えるくらいまで薬を継続し(最大4週間)、薬を飲まなくても下痢が起こらなければ薬は飲まなくてもOKです。

この薬の特徴としては、「下痢が起こりそうだな」といった予感があるときに飲んでも効果があります。

私も過敏性腸症候群なのでわかりますが、下痢の予兆がなんとなくわかるんですよね。

例えば、電車に乗って下痢することもあればしないこともあります。

ただ、「今日はなんかだめだな」ってわかるときがあります。(私の場合は首の後ろがざわざわします)

そういった何か予兆のようなものを感じたら、飲んでも下痢を抑えられますのでとても便利です。

乳酸菌の薬はどれを選べばよいか

乳酸菌が体に良いということ多くの方がご存じの通りです。

特に、便秘気味の人がお通じがよくなったり、下痢の人が症状が改善させたりと腸の活動を正常に戻す「整腸作用」が証明されています参照:日内会誌 104:86~92,2015

現在、市販されている乳酸菌製剤は多数あります。

その中から選ぶポイントは、「乳酸菌だけを含むもの」です。
※中には、漢方が含まれていたり、ビタミンが入っていたりしてなんとなく効きそうな感じがしてしまいますが、それらはまったく効果がありませんし、無駄に高くなるのでおすすめしません。

当サイトが調べたもので乳酸菌のみを含むものは以下のものでした。

商品名 アクティビオ ビオスリーHi錠 新ビオフェルミンS錠 ビオスリーH わかもと整腸薬
成分 糖化菌 150mg
酪酸菌 150mg
ラクトミン(乳酸菌) 30mg
ニコチン酸アミド 5mg
ラクトミン(乳酸菌) 30mg
酪酸菌 150mg
糖化菌 150mg
コンク・ビフィズス菌末 18mg
コンク・フェーカリス菌末 18mg
コンク・アシドフィルス菌末 18mg
ラクトミン(乳酸菌) 30mg
酪酸菌 150mg
糖化菌 150mg
ビフィズス菌 72mg
ラクトミン 36mg
価格 3888円/180錠 2462円/180錠 2214円/540錠 1490円/36包 1240円/240錠
備考 8歳から使用可能 5歳から使用可能 5歳から使用可能 3か月から使用可能 5歳から使用可能

これらの製品の違いは、菌種が異なりますが、菌種の違いは効果に影響しませんので、選ぶのであれば最もお得な新ビオフェルミンSがいいと思います。


ときどき、乳酸菌はヨーグルト食べているから大丈夫という方いますが、これは大きな間違いです。過敏性腸症候群の方はヨーグルトはそもそもあまり食べないほうがいいです。


ここでは詳しく書きませんが、「低FODMAP食」のキーワードで調べると色々過敏性腸症候群の人が食べないほうが良い食事が出てきますので、一度調べてみてください。

このような理由から、乳酸菌はヨーグルトで取るのではなく、ドラッグストアなどで販売されている薬を購入して取るようにしてください。ヨーグルトを買うより安いですし、ヨーグルトを食べないだけで下痢もしなくなります。

セレキノンSとプロバイオティクスで治療してもだめなら、桂枝加芍薬湯という漢方を4週間試してみる

漢方と聞くと、「効果あるの?」と疑問に思う人もいますが、研究データとして証明されています。

腹痛改善度では「中等度改善」以上の改善率において桂枝 加芍薬湯投与群はコントロール群に比較して改善傾向があった (P=0.051) 。腹痛改善度 の病型別層別解析では、下痢型において桂枝加芍薬湯投与群に改善傾向があり (P=0.090) 、「中等度改善」以上の改善率は桂枝加芍薬湯投与群が有意に優れていた (P=0.037) 。便通異常所見および消化器症状は両群間に有意差はなかった。
引用:過敏性腸症候群に対する桂枝加芍薬湯の臨床効果 -多施設共同無作為割付群間比較臨床試験- . 臨床と研究 1998; 75: 1136-52.

桂枝加芍薬湯も通販で購入できます。当サイトで調べた最も安く購入できるのはこちらになります。


ただし、漢方だけではなかなか治りませんので、基本はセレキノン+プロバイオティクス(乳酸菌)で治療となります。あくまで、漢方はオプションと考えてください。

効果が強いポリカルボフィルがOTCで販売される!しかし、購入には高いハードルがある

2019年3月の「第7回 医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議」においてポリカルボフィル(商品名:ポリフル)がOTCとして承認してよいかという検討がなされました。

この薬は副作用がほとんどなく、過敏性腸症候群にとても有効で、病院で治療を行う際も優先的に使用される薬の一つです。

今回の検討会議で各学会(日本消化器病学会・日本臨床内科医会・日本 OTC 医薬品協会)が一般薬として販売に賛成とのことで、おそらく近いうちにドラッグストアなどで購入できるようになる考えられます。

⇒そのあとの2019年7月25日の「第8回 医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議」において、パブリックコメント(一般の人からの意見)を集めたところ、医師などの専門家から6件の意見が寄せられ、全て「ポリカルボフィルは市販化すべき」との意見でした。

これらの意見の中で多くみられたのは

「以前に医療機関を受診し、IBS の診断を受けた者に限られる」という条件を付けるな!

ということです。この条件があると購入のハードルが高くて買うことができません。

この条件が付くかどうか注目されてきましたが、最終的にはOTCのポリフルの購入の際にはIBSの診断を受けたことがあるか聞かれます!

「以前に医師の診断・治療を受けた人に限る」というようなところに関しては、前回の検討会で十分に、そこが必要かどうかということを検討した結果で、それを入れるべきだということになっておりますし、今回のパブコメでも、そこの結論を変えるような内容ではなかったと思っております。
※第8回 医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議 議事録 長島 公之氏の発言より引用 

ポリカルボフィルが市販薬として販売されれば、多くの方が市販薬で過敏性腸症候群の治療ができるようになります。

なぜならポリカルボフィルは過敏性腸症候群にとても効くからです。

セレキノンSとポリフルではどちらが効果が強いか?

ポリフルの方がセレキノンSよりも過敏性腸症候群に対して効果があるといわれています。

ポリフル(ポリカルボフィル)の推奨の強さ→1
セレキノン(トリメブチン)の推奨の強さ→2
参考:機能性消化管疾患診療ガイドライン2014―過敏性腸症候群 p69-72

ポリフルは様々な臨床試験で有効性が確認されている一方で、セレキノンSは下痢の回数が減るなどの効果はあるがあまり強くはないようです。

ですので、ポリフル(ポリカルボフィル)が販売されたら、セレキノンSで効果がない方はこちらを使用することをおすすめします。

それでもだめなら、病院で治療する必要あり!市販薬よりも効く薬で治療できる

市販薬ではここまでが限界ですので、病院に行くことをおすすめします。
お近くの「消化器内科」を標榜している病院・クリニックを探すようにしましょう。

病院を選ぶときは、口コミを参考にすることがあると思いますが、口コミを見る時の注意点をまとめていますので、参考にしてください。

クレジットカードに電話での医療相談サービスがついていることがあります。そのサービスを利用すると自分で病院を探さなくても担当者が評判の良い病院を探してくれます。


そのようなサービスの付いたクレジットカードを持っていなくても、こちらから医療相談サービスが少ない利用料金で利用できます。メリットがあると思ったらぜひ利用してください。

また、病院に行く時間がないって方はオンライン診療がおすすめです。現在(2019年1月時点)で消化器内科の病院でオンライン診療を行っているところは100か所を超えています。すべての病院で過敏性腸症候群の治療を行えるわけではありませんので、近くのオンライン診療を行っている消化器内科を検索し、過敏性腸症候群の治療に対応しているかホームページで確認してください。

 

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