30歳台の男の人で薄毛に悩んでいる人はけっこういると思います。さらに20歳台の男性も薄毛になる人もいます。
薄毛(ハゲ)の原因は食べ物や生活習慣、そしてストレスなども薄毛(ハゲ)の原因とも言われます。
ですが、
禿げる一番大きい原因は何と言っても「遺伝」です。
みなさんは自分がハゲる遺伝なのか気になると思いますので、見分け方や調べ方を詳しく解説していきます。
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目次・・・
最近の研究でハゲの原因となる遺伝子が特定されてきました。
ただし、薄毛の原因となる遺伝子は複数の遺伝子が複合的に関係しており、その全てが特定されたわけではありません。
AGAに関連する遺伝子を12個同定し、それらはアンドロゲン受容体(AR), HDAC 4 、HDAC 9, WNT 、 WNT10Aといったものをコードしている
Exp Dermatol. 2016;25(4):251. Epub 2016 Feb 26.
※これらのうち「アンドロゲン受容体」を持っているかどうかを簡単に調べるキットがありますので、興味がある人は使ってみてください。
アンドロゲン受容体とは男性ホルモンが作用する部分です。アンドロゲン受容体に男性ホルモンが作用すると髪の毛が太く育たずに抜けやすくなります。
遺伝するのは知っているけど、家族のだれがハゲていると自分もハゲるの?
インターネットでハゲの遺伝について調べてみると、
母親の親族にハゲが多いと、自分もハゲる。
とか
父親がハゲていると遺伝する
といった説が多いように思います。
周りの人を見てみて合っているような気もしますが、実際、データとしてどうなの?って思って調べたのですが、以下の論文では
自分の父親がハゲていると、禿げるリスクが5.5倍高くなる。
Eur J Dermatol. 2001 Jul;11(4):309-14.
というものです。
5.5倍というのはあまり実感できなかったので計算してみると、
日本人の薄毛率は20台で数%、30台で10-20%と言われています。
じゃー、父親がハゲているとこの割合がどうなるかというと
20歳台で5人に1人が禿げて、さらに30歳台になると2人に1人がはげるということです。
もちろん、生活習慣やストレス、普段の食事などによって変わりますし、この論文は年齢が上がるにしたがってリスクは減るということなので、目安として参考にしてください。
まとめ
今回紹介した研究データから、自分がはげるかどうか心配な人にとって、家族のだれを見れば自分がハゲる遺伝子を持っているかを明確に答えてます。
この論文は「母方の親族を見る」わけでもなく、「おじいちゃんがハゲているかふさふさか」などは関係なく、「自分の父親」の髪の毛の状態が指標となるということです。
例えば、おじいちゃんがふさふさでも父親が禿げていたら「可能性大」です。
逆に、母親の親族がみんなハゲていても父親がふさふさなら「セーフ」です。
ただし、これはあくまで「遺伝的に」という話で食生活や生活習慣で全然変わてきます。また、育毛剤もかなり効くものが、薬局や通販で簡単に手に入ります。
ただし、たくさん販売されているためどれがいいかわからない、もしくは間違った選び方をしていると効果がありませんので、市販薬の育毛剤の選びかたをまとめていますので、参考にしてみてください。