花粉症がツラくて病院に通院している人で「アレジオン点眼液」という目薬を処方されて使っている人が多いのではないでしょうか?
アレジオン点眼液は1本5ml入っていて大体1か月もちますですが、人によって花粉症が1か月以上長引くことも少なくありません。
予め、2本とか多めに処方してくれればいいのですが、それでも足りなくなることはあると思います。
あと少しで花粉の時期も終わるのに目薬がなくなったー
って人はもう一度病院に行くのも面倒ですよね?
それで、
アレジオンの目薬がドラッグストアなどで市販されているか?
と疑問に思うわけでが、結論としては
ドラッグストアやアマゾンなどの通販ではアレジオン点眼液は買えません。
つまり、市販されておらず、病院で処方してもらう以外に入手する方法はありません。
アレジオン点眼液は病院で診察が必須です。
ただ忙しくてどうしても病院に行けないという人もいると思います。
そのような人におすすめなのが、
市販の目薬のアレジオン点眼液と同じくらいの強さの目薬
というのを試すということです。
実は一つだけアレジオン点眼液と同じくらいの効果があると論文で発表された市販の目薬があります。
このことはあまり知られていませんが、臨床データで証明されていますので紹介していきます。
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✅ 医師からの薬の相談件数:年間約1,000件
✅ 当サイトで解説している市販薬の販売実績:2,700件以上
目次・・・
そもそもアレジオン点眼液とは?
アレジオン点眼液とは、成分がエピナスチンというもので、いわゆる抗ヒスタミン薬と言われるものです。
アレジオンは飲み薬も販売されていますが、アレジオン点眼液は目薬バージョンです。
別の記事で解説していますが、実はアレジオンはそこまで強い効果はありません。
どうしても病院に行けない人は、市販薬を選ぶ必要がある訳ですが、花粉症の目薬はたくさんあるので、適当に選ぶと
効きが悪くて目の痒みが収まらない!
という事態になります。
では市販されている目薬の中でアレジオン点眼液と同じくらいの強さの目薬はどれかというと、実は1種類しかありません。
アレジオン点眼液と同じくらいの効果の目薬はケトチフェンという成分の点眼薬!
アレジオンの目薬と同じくらいの強さの目薬は「ケトチフェン」という成分です。
「ケトチフェン」が主成分の目薬は2021/2/26時点で3種類販売されています。
「アイリスAGガード」「ザジテンAL点眼薬」「ジキナAL点眼薬」
この3つは主成分の組成がまったく同じですので、どれか選ぶのでしたら単純の安いものを買うことをおすすめします。
当サイトが調査した結果、楽天にてアイリスAGガードが891円でもっとも安いです。
※ザジテンAL点眼剤・ジキナAL点眼剤は大体1400円ほどですので500円ほど安いです。
この成分は目薬だけでなく飲み薬としても販売されています。
別の記事で解説していますが、ケトチフェンは飲み薬としては眠気の副作用が出やすいので、おすすめではないのです。
しかし、目薬でしたら眠気とか起こしませんので関係ありません。
実際にアレジオン点眼液とザジテン(ケトチフェン)点眼液を比べた臨床データを紹介します!
2017年報告されたデータですが、効果の強さを棒グラフで示していますが、グラフの青い部分が長いほど花粉症を押さえる効果が強いことを意味しています。
見てお分かりいただけるように、ほぼ同じ高さとなっています。
つまり、アレジオン点眼液とザジテン点眼液は同じくらいの強さと言えます。
アレジオン点眼液は市販される予定はあるか?
今後はアレジオン点眼液が市販されたりするのか気になると思いますが、残念ながらここ1、2年の間には市販の予定はありません。
市販される薬は厚生労働省で以下の会議で検討される必要があります。
この会議で検討されて「医薬品として市販してもよいか?」と話し合うわけですが、2021/2/25時点でアレジオン(成分:エピナスチン)を目薬として販売できるような検討は行われていませんし、申請自体もされていないようですので、近い将来には市販はされないと思われます。
アレジオン点眼液のまとめ
- アレジオン点眼液は市販されていないので、病院で処方してもらうしかない!
- 今後もアレジオン点眼液が市販される予定はない
- 市販薬の中でアレジオン点眼液の代わりになるのザジテン(ケトチフェン)点眼液のみ!
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