医療相談を利用したらインフルエンザになっても病院に行かなくてもよかったかもって話

電話などで健康に関しての相談を行えるサービスが現在たくさんありますが、今回はインフルエンザになったかもと思って利用した実体験を紹介します。


監修薬剤師

✅ 日本で約50人しかいない最難関の指導薬剤師に最速で認定

✅ 医師からの薬の相談件数:年間約1,000件 

✅ 当サイトで解説している市販薬の販売実績:2,700件以上

⇒ 詳細なプロフィールはこちら





体調の経過

自分が体調不良になり、インフルエンザかもしれないなと思いながらも週末だったため、近くの病院・クリニックがやっていないというのもあり、電話での健康相談をしてみました。どのような経過だったのは覚えている範囲で書いていきます。

金曜日の夜 

体のだるさを覚える。熱を測ったが、37.8℃で少し熱があるなと思った程度でした。

土曜日 

だるさはあるが、体温も昼間に測ると38度より少し低いくらいで風邪かなと思っていました。ただ、夜寝ているときはすごく寒気があり、だるさもあったのでその時は体温は測定していません。

日曜日 

体温は37.5℃くらいで熱が下がりきらないが、下がってきている印象。ただし、体のだるさがある。

月曜日の朝 

朝起きてみると、昨日とあまり変わらないくらいの微熱。風邪が長引いているのかもしれないが、インフルエンザだったら出勤してはまずいしどうしようか悩んだ。
そこで、医療相談をしてみました。

利用したのは以前も利用したことがあるドクターダイレクト24 

私が利用したのはドクターダイレクト24というもので、クレジットカードのゴールドカードなどに付帯していることが多いサービスです。

電話で相談する形式ですが、サービスを提供している会社によってはメールなどで相談できたり、相談員を指定できたりします。

実際相談したみたら、こんな感じでアドバイスされました

上記の体調の経過をそのまま伝え、「体調的には仕事に行こうと思えばいけるのですが、どうしたらいいでしょうか?」と質問しました。

すると相談員からこのような回答がきました。

 37.8℃の発熱は高熱と思われない方もいますが、インフルエンザではそのくらいの発熱でも十分可能性があります。
だるさの他にせきやのどの痛みは鼻水などの症状はありますか?
周りにインフルエンザの方はいますか?職場でもインフルエンザの方がいるのであれば、時期的にも流行期ですし、症状や状況的にもインフルエンザの可能性が高いので出勤されないほうがいいかと思います。
できれば、病院に行かれるのが一番よいですが、発熱から2日以上経過しているので、インフルエンザだったとしても抗インフルエンザ薬は効かないと病院で言われるかもしれませんが、体がつらい場合は解熱剤などは処方されると思いますし、持病がある方はインフルエンザで悪化することがあるので受診されることをおすすめします。

 

相談員のアドバイスの要点として以下のようになりました。

・インフルエンザの可能性が高い
・病院に行っても解熱剤しか出ないかもしれない





検証のために病院に行ってインフルエンザの検査をしてみた

実際、体はそこまでしんどくないし、持病もありませんし、頭痛持ちですのでロキソニンを常備していたので病院に行かずに休もうと考えました。ですが、相談員のアドバイスを検証するために家の近くの内科に行ってみました。そこは、何度か行ったことがある個人医院でしたが平日ですと結構空いているので利用することにしました。

ですが、実際行ってみたら、めちゃくちゃ混んでいました。待合室の椅子は15人分くらいはあるのですがいっぱいで立ちで待っている人が玄関くらいまで押し寄せていて20-30人くらいいました。

病院に来た事を少し後悔しつつ、自分がインフルエンザに感染していた場合、他の人にインフルエンザを感染させてはまずいので、入口付近の端っこで待ちましたが、結局自分の番が回ってくるのに2時間待ちました。そこまで体がつらくないので待てましたが、体がしんどい人は2時間待つのは相当つらいと思います。

その後、熱やだるさがあることを事前に伝えてあったためか、個室に案内されそこで問診とインフルエンザの検査が行われました。

検査結果は?

検査結果としては、A型インフルエンザでした。
その後、医師が自分が待機している別室に来て、「インフルエンザなのですが発熱から時間が結構経っているけど、インフルエンザ薬どうする?」となぜかこちらに聞かれ、「どちらでもいいです」と答えました。

結局処方されたのは、ロキソニンと麻黄湯が5日分出ただけで、抗インフルエンザ薬はいらないという判断だったようです。

 

まとめ

 素人ではインフルエンザかただの風邪か微妙な症状でも、医療相談を利用すると的確なアドバイスをくれることがわかりました。もちろん状況や相談先によって対応が異なることがあるかと思います。

 また、実際に病院に行くと、待ち時間がとても負担で、インフルエンザの時期は病院にいきたくないなと思ったのが率直な意見です。さらに、自分の順番が回ってきて診察が始まっても、ただ質問に答えるだけで触診や喉を診るといったこともなく、医療相談となんら変わないなって印象でした。違うといえばインフルエンザの検査を実施したかどうかというところです。


インフルエンザの検査できないなら医療相談じゃだめじゃんと思った方はこちらの記事の「インフルエンザの検査ができなくても診断ができるのか?」も読んでみてください。

 

今回の感想としては、電話で相談した時点でインフルエンザの可能性を指摘されたので、その時点で病院にはいかずに仕事を休み自宅で安静にしていてもよかったのではないかと思いました。





 

関連記事

  1. リグロEXは買いなのか?専門薬剤師が解説

    「リグロEX5」は「リアップx5」と比較して効果は?安全?価格?専門薬剤師が解説!

  2. インフルエンザワクチンの鼻からの投与の製品説明

    【専門薬剤師が解説】インフルエンザ鼻ワクチンを今のところはおすすめしない3つの理由

  3. 【専門薬剤師監修】ザジテンを飲んでいる人必見!ザジテンは花粉症を抑える効果が弱いのに眠気が出やすいです!

  4. 専門薬剤師が育毛剤のニューモを科学的に検証したらこれを買う理由が見つからなかったって話!

  5. 【アデノゲンの使いどころ! 】使用期間・気を付ける副作用は?リアップとデータ・口コミで徹底比較!

  6. 【専門薬剤師監修】ストレスで起こる下痢の治し方!この3つの市販薬で過敏性腸症候群を治す!