【2020年専門薬剤師監修】ピロリ菌検査してない人必見!信頼できるおすすめのピロリ菌の検査キットはこれ!

ピロリ菌という名前をきいたことはあるという人は多いと思いますが、詳しく説明できる人は少ないのではないでしょうか?知っていても胃潰瘍の原因になるくらいだと思います。

さらに自分はピロリ菌を持っているか気にしている人も少ないと思いますが、ぜひとも検査を行って、感染している場合は除菌を行うことをお勧めします。

この記事はこんな方にお勧めです。

✔胃炎があるけど、ピロリの検査をしたことがない
✔ピロリって胃がんになるって聞いたから、自分が感染しているなら除菌したい
✔除菌っていくらかかるのか知りたい。保険が適応される?
✔興味あるけど、病院に行っている時間が取れない




どのような人はピロリ除菌をするべきか?

以下のような症状がある方はピロリがいる可能性が高いのでまずはピロリが胃の中にいるかどうか検査をしましょう

●上腹部に痛みや不快感がある(逆流性食道炎があると言われたなど)
●少量の食べ物で満腹を感じる
●空腹を感じない
●吐き気を感じることがある
●便が黒い
●疲れやすい

このような症状がある人は80%の方がピロリ菌に感染していると言われています。

注意
ピロリを除菌すると逆流性食道炎が悪化するとの記載を見たことがありますが、最新のエビデンス的には問題ないようですね。
医師によっては逆流性食道炎がある患者にピロリの除菌をためらう人がいるようですが、その判断に根拠はありません。

 

✔また上記のような症状がなくても、以下のような人は検査をおすすめします。

胃潰瘍に罹ったことがあるが除菌をしていない人
胃がんになったことがある人
●長期間アスピリンを服用している人

これらの方は、ピロリ菌に感染している可能性が高いわけではないのですが、仮に感染している場合に重症化しやすいからです。

✔以下のような病気に悩んでいる人はピロリ菌の感染が原因との報告もありますので、感染の有無を調べることをお勧めします。

・鉄欠乏性貧血では小児例(18 歳以下)などにおいて除菌により貧血の改善を示したとの報告がある
・慢性蕁麻疹

ただし、鉄欠乏性貧血や慢性蕁麻疹に対するpylori 除菌の効果は現在は研究段階ではありますが、症状が改善したとの報告は上がっています。
 
日本ヘリコバクター学会が認定している認定医に診てもらうと安心かもしれません。
認定医の検索方法はこちら→http://www.jshr.jp/medic/doctor/

症状がない人は除菌しなくてもよいか?

 自分は胃炎の症状がないにも関わらず、会社の健康診断などでピロリの感染が指摘されたりする人が結構います。つまり、症状がなくてもピロリに感染していることがよくあります

特に年齢でピロリの感染率の開きがあります。1950年より前に生まれた人は7割から8割の方が感染していると言われています。1950年~1960年に生まれた人は約45%くらいで、1960年以降に生まれた方では25%くらいがピロリに感染しています。

このように症状がなくても感染している可能性が年代に拠りますが相当高いので、検査することをおすすめします。

注意点&裏技
 ピロリに感染していても胃炎がなければ保険適応がされず、自費(10割負担)で治療しなければならない可能性があります。
ただし、自覚症状がなくても内視鏡検査をしてみたら胃が荒れていると判断されることがありますので、初回の問診のときに「ピロリの感染を指摘された」などと言うと、保険で行われることが多いです。




検査をしたことがなく、病院に行く時間がない人には郵送検査キットがおすすめ

 ピロリの検査自体やったことがないという人は結構います。でも症状がないから病院に行きにくい。もしくは忙しくて病院にいっていられない人がいると思いますが、いまは様々な種類の検査を自宅でできます郵送で送るだけですので大変便利です。

 

流れとしては、自宅で検査キットを使用して検体を採取し、それを検査会社に郵送すると1週間ほどで結果が送られてきます。

ピロリに関してもいくつかの会社から検査キットが販売されていますが、代表的なものを二種類紹介します。
商品名
ピロリ菌抗原定性検査
ピロリ菌検査(抗体検査)
販売会社
郵送検査キットセンター
Dr. &post
検体
糞便
尿
価格
2900円
3980円



どっちがいいの?って思うかもしれませんので、選ぶポイントを解説します。

操作が簡単なのは検体が尿を使用する検査キットおすすめ

こちらのキットで使用する検体は、「おしっこ」です
糞便は便秘の人はなかなか取れませんし、そもそも自分のものだとしてもあまり糞便を扱うのって嫌ですよね?

おしっこはうんちよりも簡単に採取できる!

そういった検体を取る操作が簡単なのがいいのであれば「Dr.&post」が販売されているピロリ菌検査キットがおすすめです。
ただし、糞便が検体でも問題ないという方は、単純に安いほうの郵送検査キットセンターのキットがおすすめです。
※結果は、郵送もしくはPDFでメールで送ってくれますし、早くて3営業日で結果が出ます。

これらの検査キットの信頼性に違いがあるか?

どちらの検査キットも検査の精度は非常に高く信頼性は病院で検査を行うのと違いがありません。

✔尿を使った検査の信頼性→感度91 ~100%、特異度50 ~ 91%
Katsuragi K, Noda A, Tachikawa T, et al. Highly sensitive urine-based enzyme-linked immunosorbent assay for detection of antibody to Helicobacter pylori. Helicobacter 1998; 3: 289-295

✔糞便を使った検査の信頼性→感度96%、特異度97%
Gisbert JP, de la Morena F, Abraira V. Accuracy of monoclonal stool antigen test for the diagnosis of H.pylori infection: a systematic review and meta-analysis. Am J Gastroenterol 2006; 101: 1921-1930.

検査キットによって、検体を糞便か尿かの違いがあり、検体を採取する作業方法が異なりますので、やりやすい方を選んでください。

実は難しいピロリ菌検査結果の解釈

 検査キットを使って自宅で検査を行った場合、結果の解釈が結構難しいです
郵送される結果に書いてあるだろう?と思われるかもしれませんが、細かいことは書いてありません。書いてあるのは「陽性(ピロリ菌がいる)」か「陰性(ピロリ菌がいない)」のどちらかが書いてあるだけです。
ここで、結果が陽性だった場合と陰性だった場合に分けて解説します。

結果が陽性(ピロリ感染あり)と書いてあった場合

結果が陽性なら特に難しいことはなく、基本的に感染していると考えてください。問題は陰性(感染なし)となった場合です

結果が陰性(ピロリ感染なし)だったら?

多くの人は一安心してしまうかもしれませんが、ここで以下の人は注意が必要です。

胃潰瘍などの症状がある人
・1950年より前に生まれた人
・検査2週間以内に胃薬や抗生物質を飲んだ人

これらに該当する人は時間をおいてからもう一度別の検査キットで再検査することをおすすめします。
理由は陰性でもピロリに感染している可能性が残っているからです。
一応根拠を書きますが、難しいと思ったら読み飛ばしてください。

 

1950年より前に生まれた人が再検査したほうがいい理由
そもそも、日本人はどのくらいピロリに感染しているか調べてみると、以下の論文があります。
ピロリに感染している割合は生まれ年で異なる
1950年より前の人で70-80%
1950年~1960年で45%
1960年~1970年で25%
Gastroenterology. 1992 Mar;102(3):760-6.「Relationship of Helicobacter pylori to serum pepsinogens in an asymptomatic Japanese population.」
 環境衛生が整備されてきて、生まれ年毎に感染率が変動しており、若い人ほどピロリ感染が減ってきています。
症状がある人が再検査をしたほうがいい理由
 また、別の報告では胃潰瘍など症状がある人はピロリに感染している可能性が80%程度との報告もあります。

 

ですので、「胃炎などの症状がある人」「1950年より前に生まれた人」が陰性だったとしても、感染確率は14%程あります。(感度、特異度から計算した事後確率は以下参照)
陰性でも10人中1.4人が感染していると考えたらまだ安心できませんよね?
ちなみに1960年以降に生まれた症状がない人が陰性だったら、感染確率が1.7%なので相当低いと思います。ピロリに感染していないと考えていいのではないでしょうか?
根拠となる計算は表にまとめますが、難しいので読まなくても問題ないです。

重要なことは、「胃炎の症状がある人」や「1950年より前に生まれた人」は検査結果が陰性だったとしても、別の検査方法でもう一度検査をすることをおすすめします。

感度
96
特異度
97
事前確率
30
事後確率(%)
93.20388
事後確率(%)
1.736614
感度
96
特異度
97
事前確率
80
事後確率(%)
99.22481
事後確率(%)
14.15929

 

胃薬を飲んでいる人は再検査したほうがいい理由
また、病院で胃薬などをもらっている人も注意が必要で、ピロリの増殖を抑えてしまうので本来は感染しているのに「陰性(感染なし)」と間違った結果がでることがあります。検査前2週間以内に胃薬を飲んでいた人で結果が陰性になった人のもう一度違う種類の検査キットでもう一度検査をしましょう

陽性だった場合はどうしたらどうしたらよいか?

冒頭に紹介しました、日本ヘリコバクター学会が認定している認定医を持っている病院を受診しましょう。

 

近くにない場合は消化器を標榜している病院でもいいと思います。
病院に行って、郵送検査をしたら陽性だったことを伝えましょう
他の自宅でできる検査キットについてまとめた記事はこちら↓

病院にかかる際の注意点

検査キットで陽性であっても、病院に行ってその場で、除菌が始まるわけではありません。
まず、胃カメラでの検査が行われます。
これは、国が定めたルールで、内視鏡検査で胃炎など病気の確定をしろと言われています。
これをやらないと、保険(自己負担3割など)で治療ができません。

ヘリコバクター・ピロリ感染症に係る検査については、以下に掲げる患者のうち、ヘリコバクター・ピロリ感染が疑われる患者に限り算定できる。
① 内視鏡検査又は造影検査において胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の確定診断がなされた患者
② 胃MALTリンパ腫の患者
③ 特発性血小板減少性紫斑病の患者
④ 早期胃癌に対する内視鏡的治療後の患者

保険が適応されるのはあくまで上記に示した「保険で除菌を行う条件」に合致した方ですので、「郵送検査で陽性だったけど、内視鏡検査したら胃潰瘍ではない」と医者に言われた人は保険で除菌してくれません。
でも、胃がんのリスクを減らしたいから除菌したい人いますよね?

 

そういう人は自費診療になります。
自費ですので、病院ごとに料金を決められます。
ある病院の料金はこんな感じです。

・ピロリ菌に感染しているかどうかの診断(診察+検査+判断料+内視鏡) 26000円
・診察+薬代 15000円
・除菌後判定(診察+検査(尿素呼気試験)+判断料+説明)7000円

保険診療で除菌が行われた場合は、すべて込みで1万円くらいですので、3倍以上の費用が掛かるのがわかります。

自由診療での除菌費用を少しでも安くする方法は?

自費で治療をされる場合は少しでも安い料金設定をしている病院を探すべきです。
自費診療は病院毎に自由に設定できるので、格差が結構あります。
傾向としては、個人の医院よりは、大きい病院の方が安い設定の印象です。
あくまで傾向ですので、あしからず。

オンライン診療とピロリの除菌の関係は?

ここまで、一般的なピロリの除菌に関して記載してきましたが、ピロリ菌の除菌をしようとする方にとってオンライン診療はとても便利です。

実際、除菌をする過程で通常は最低「3回」は病院に行く必要があります。
最初に内視鏡の事前診察を行い、別の日に内視鏡検査の予約をして検査を実施し、半年ほど空けて除菌が成功しているか確認するといった過程をたどります。最後の除菌の確認で検査をするのですが、検査の種類によっては数日後に結果がわかるのもあり、その場合は4回病院に行かなくてはなりません。

2回目内視鏡の検査と除菌の確認の検査は実際に病院に行かなくてはなりませんが、1回目の事前診察と4回目の検査結果は口頭もしくは書面などで説明を受けるだけですので、実際はテレビ電話で行っても支障がないといえます。

つまり、オンライン診療を組み合わせることにより実際に病院に行かなくてはならない回数が半分に抑えることができる可能性がありますので、忙しい方はぜひ内視鏡検査の事前診察及び検査結果説明をオンラインを行っている病院・クリニックをトップページより探してみてください。



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