【風邪薬を間違って選んでない?】イブプロフェン アセトアミノフェン 違いは? どっちが強い?を専門薬剤師が解説!

イブプロフェンとイブプロフェンの効果はどっちが強い?

風邪の時の熱を下げるために「市販薬」を飲んでいるという人は多いと思います。

風邪の時に何を飲んでいるか人それぞれですが、有名なもので「イブ(イブプロフェン)」などが有名です。

一方でアセトアミノフェンという成分も実はかなり売れています

アセトアミノフェンが入っている頭痛薬
新ルルAゴールド パブロンゴールドA バファリンプレミアム
イブプロフェンが入っている頭痛薬
イブEX エスタックEX パブロンエース

では、どちらの方が熱を下げる効果強いのか?ということですが、

結論から言うと、イブプロフェンもアセトアミノフェンでも熱を下げる効果の強さは変わりません

ではどちらを選んでも同じかと言うとそうではなく選ぶならアセトアミノフェンが入った風邪薬を選ぶことをおすすめします。

理由はアセトアミノフェンの方が「安全」だからです。

この記事では、以下のことを解説していきます。

  • イブプロフェンとアセトアミノフェンの効果の強さは同じという根拠は?
  • イブプロフェンよりもアセトアミノフェンのほうが安全という理由は?

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イブプロフェンとアセトアミノフェンの効果の強さは同じという根拠は?

イブプロフェンが熱を下げる強さとアセトアミノフェンが熱を下げる強さはどっちが強いか調べた研究があります。

グラフをみてわかるように、39℃以上の熱あってもどちらの薬を飲んでも1時間で効果が現れて、その後、どちらも約2時間後には37.5℃まで体温が下がっています。(参考:小児科臨床 46:2715,1993)

つまり、熱を下げる効果の強さは同じ!ということです

イブプロフェンよりもアセトアミノフェンのほうが安全という理由は?

イブプロフェンとアセトアミノフェンの副作用の発生割合を調査した結果はこちらです。

ここにあるのは代表的な副作用ですが、イブプロフェンの方が副作用が出やすいことがわかっています。

イブプロフェンアセトアミノフェン
消化管症状2.99%で発生可能性は低い
発疹0.2%で発生可能性は低い
妊婦への使用妊娠時期により使用禁止安全
腎障害可能性がある可能性は低い
喘息の誘発可能性がある可能性は低い
肝障害可能性は低い過剰投与で可能性あり

参考:ブルフェン錠インタビューフォーム カロナール錠インタビューフォーム

薬というものは副作用が一定の確率で起こるものです。

ですので、できるだけ副作用が出にくい薬を選ぶのが賢い選び方ポイントとなります。

さらに、イブは喘息がある人は喘息がひどくなったりしますし、妊娠している方には使用が禁止されています

ですので、風邪の時って熱があるので正常な判断力がなかったりしますので、「安全が高い」ほうのアセトアミノフェンの風邪薬を選ぶことが大切です。

ちなみに通販で購入するのがおすすめです。もっとも安く購入できるのはこちらです↓

まとめ

・イブプロフェンアセトアミノフェンでは風邪のときの熱を下げる効果の強さは同じ
イブプロフェンアセトアミノフェンでは副作用はイブプロフェンのほうが出やすい

以上のことから風邪に対してはまずは「アセトアミノフェン」が入った風邪薬を選ぶことをおすすめします。

ただし、人によっては「アセトアミノフェン」では熱の下がりが悪いという人もいます。

そのような方は上記の注意点をふまえながら、イブプロフェンを含む成分の風邪薬を選ぶこともありです。

ですが、別の記事で解説していますが、イブプロフェンを買うかどうか考えているのであれば「ロキソニン」の方がおすすめです。

詳細はこちら↓の記事を参考にしてください。

【間違って選んでない?】イブプロフェン ロキソニンの違いは?どっちが強い?を専門薬剤師が解説!

【こんな選び間違いしてませんか?】ドラッグストアで本当に買うべき風邪薬【専門薬剤師が解説】

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