花粉症の人は抗アレルギー薬を飲んでいる人がほとんどだと思います。
ただ、世の中に抗アレルギー薬はかなりの数があるのですが、その中で「クラリチン」という花粉症の薬を飲んでいる人もいると思います。
クラリチンで花粉症の症状が治まっているならいいのですが、
なんか効いてないぞ
って人多いのではないでしょうか?
なぜなら、この「クラリチン」はそこまで効果は強くないからです。
花粉症薬の関係図をまとめるとこのようになります。
※このグラフは多くの論文を検証して作成しています。
わかりにくい図ですので、この図のクラリチンの部分の解説をしつつ、クラリチンの強さと、もっと強い花粉症薬の紹介を臨床データを元に解説します。
監修薬剤師
✅ 日本で約50人しかいない最難関の指導薬剤師に最速で認定
✅ 医師からの薬の相談件数:年間約1,000件
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目次・・・
クラリチンの効果の強さはアレグラと同じくらいで、もっと強いものは6種類ある!
クラリチンは「ロラタジン」という成分が有効成分となっています。
花粉症の薬の中で「アレグラ」という名前の薬が有名ですが、「クラリチン」と比較すると「アレグラ」と効果の強さは同じ(というか若干アレグラの方が効果は高い)ということがわかっています。(参照:Clin Exp Allergy. 2000 Jun;30(6):891-9.)
最初の図でいうと、「効果の強弱」は縦に見て上に行くほど花粉症を抑える効果が高いことを意味しています。そして、花粉症薬の全体を見た中で、アレグラやクラリチンは同じくらいの高さであることがわかります。
そして、クラリチンが効かないという人はこのグラフでいうところの「上の方」に書いてある薬を選べばいい
ということになります。
クラリチンよりも効果が強い花粉症薬は?
クラリチンよりも効果が強い花粉症薬は図を見てもらうとわかるようにいくつかあります。
病院で処方される薬でクラリチンよりも効果が強い花粉症薬は
アレロック ザイザル ジルテック ビアノア ルパフィン
の5種類となります。
病院でクラリチンを処方してもらっている人はこれらのどれかにしてもらうといいと思いますので担当医に相談してください。
市販薬の中でクラリチンよりも効果が強い花粉症薬は
セチリジン
という成分の商品だけになり、もっとも安くておすすめはこちらの「ストナリニZ」です
※セチリジンという成分は病院では「ジルテック」という名称で処方される薬です。
市販されている「クラリチンを飲んでいる人」で効果が強いものに変更したい人は「ストナリニZ」の一択となります。
病院にいく暇がないけど、アレロックを使って花粉症を押さえたいという人はオンライン診療がおすすめですので、こちらの地図上から探すと便利です。
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クラリチンよりも効果が強いのを選ぶと眠気も強くなる!眠気が耐えられるほどかどうかは個人差があるので試すしかありません!
一般的に花粉症薬は効果が強いものほど、眠気も比例して強くなる傾向にあります。
最初に出したグラフをみてもらうとわかると思いますが、グラフで右に行くほど眠気が強い傾向があります。
ですので、クラリチンから、もっと効果が強い花粉症薬に変えると
眠気が強く出た
ということが多いと思います。
ただし、その眠気が耐えれるほどかどうかは人によって違います。
私は以前はアレロックという薬(効果が強いが眠気も強い)を飲んでいましたが、眠気はコーヒーなどを飲んで耐えれました(鼻水とか目のかゆみの方が嫌だったので強いのを飲んでました)
もしも、クラリチンを飲んでいる人が
強い薬に変えて、日中眠くなるのはやだなー
と思っているクラリチンを我慢して使っている人は、一度強い花粉症薬を試してみて眠気が耐えれるか様子をみるのもありだと思います。
クラリチンの効果のまとめ
✔ クラリチンはアレグラと同じくらいの効果の強さでそれほど強くはない
✔ クラリチンよりも効果が強い薬は6種類ありアレロック ザイザル ジルテック ビアノア ルパフィン セチリジン(市販薬)
✔ 効果が強くなればその分、眠気の強く出る傾向があるが、個人差があるため試してみるしかない