【面接の質問と回答を公開】最大手外資系製薬企業のメディカルアフェアーズ部門から900万円でオファーをもらう方法とは?

当サイトの運営者が世界トップ3の製薬企業のメディカルアフェアーズへ転職の内定に至るまでの軌跡を描いてます。

内定が取れるまでの追体験でできます。


著者の経歴

新卒で地方の大学病院に就職

→10年薬剤師を経験後に製薬企業に転職を開始

→2ヶ月で最大手外資系製薬企業の学術に内定!


その詳細な過程を紹介していきたいと思います。

面接の対策を立てるのに参考になると思います。

転職活動を始めるにあたっては転職サイトに登録がおすすめ!

転職を考えている人は

・転職サイト(ビズリーチとかミドルの転職とか)に登録する

・自力で企業の採用ページを見て転職活動する

の2パターンですが、「絶対に転職サイトに登録」したほうがいいです。

理由は、「転職サイトの担当者がフォローしてくれる」からです。

どのようなフォローがあるかはこの記事を読み進めてもらえらば具体的にイメージできるとおもいます。

私も転職しようと考えたときにとりあえず、「ミドルの転職」という転職サイトに登録しました。(個人的にはここだけで十分だと思います)

登録をすると担当者(エージェント)と面談があります。(企業へ応募者のどのような長所を武器として会社に勧めるか、そもそも推薦してもよい人材か?といった情報を得るために候補者と面談を行います。)
※地方に住んでいると、電話で面談が多いです

この面談でエージェントに対して好印象を与えないと会社に推薦してもらえないので、頑張りましょう。

個人的に登録してよかった製薬薬企業転職志望者におすすめの転職サイト3選!

実際の転職サイトのエージェントとの面談の様子を紹介!

私の話をすると、その当時は地方に住んでいるため対面の面談ではなく電話面談でした。面談は大体30分くらいなので昼休みの間に電話でやり取りする感じでした。

実際の私の受けた職種の説明は以下のようなものでした。

企業が募集しているポジションはスペシャリスト/シニアスペシャリスト/アシスタントマネージャーと、経験により幅広く検討するポジションとなっており、年収面においてもアシスタントマネージャーを念頭に置いた場合、上限1,500万、下限を1,000万としてとのことで人材紹介の依頼がM社(今回内定がもらえる世界トップ3の製薬会社)からありました。ご年収に関しましては、例えば「アシスタントマネージャーではなく、シニアスペシャリストとして採用したい」ということになれば、もう少し下がる可能性もあります。

とのことでした。

どのような職種を企業が求めているか?年収はどのくらいなら企業側が出せるか?といったことまで説明してくれました。

この面談で、私のキャリアを募集企業が求めている人材がマッチしていると判断したのか、履歴書をメールで送ってほしいと言われましたね。その履歴書を元に転職エージェントは推薦書を作成し、企業に応募するという流れです。

エージェントが企業の求めている人材と判断したら先に進める

電話面談の後、どれくらいで合否の返事が来るのか?

基本的にやりとりはエージェントとすることになります。

企業とやりとりすることはありません。(エージェントを介さない場合は普通は企業の人事とやりとりすると思います。)

合否の返事が来ない間は不安ですよね。

特に転職活動となると、いまの職場を早く辞めたいわけなので、早く結果知りたいですよね?

私の「ダメならダメで早く教えて!それなら次にいくから!!」って心境でした。

インターネット情報では「返事が遅いと不合格」という情報もチラホラ見ます。

気になったので担当のエージェントさんに直接聞いちゃいましたが、結論としては、

  • 返事のタイミングは企業によりさまざま!
  • 募集人数は応募人数や決裁権のある人のスケジュールで全然一概に言えない!
  • 合否と返事の時間に関係はない!

とのこと。

あるサイトでは
「大手企業の方が書類選考にかかる時間は長い傾向にあると言われることも。」
なんて書かれてますが、根拠なしとのことです。

完全に会社によって様々だとのことです。

書類選考合格時(1回目)の返事はこう来る!実例紹介!

電話面談のあとから1か月ほど経過したころ下記のような返事が来ました。

※私が実際に受けとった転職サイトのエージェントからの返事のメールの文面はこちらになります(超貴重です!)

この度はミドルの転職より「Oncology Customer Support Assistant Manager」案件にエントリー下さいまして、誠に有難うございました。
ご興味がございましたら、ご紹介させていただく方向で検討させていただきたいと存じますので、取り急ぎ、履歴書(日本語)・職務経歴書(日本語と英語)の3点セットを、PDFではなく、WORDあるいはEXCELの添付ファイルにてお送りいただけますでしょうか?私の方(転職サイトのエージェントの担当者)で体裁を整えさせていただき、〇〇様にご確認をいただきたいと存じます
併せまして、明日以降で(レジュメをお送りいただきました後)、お電話でインタビューさせていただけます候補日時(10:00~18:00開始を目処に。所要は30分程度です)を、出来るだけ多くお申し出いただけますでしょうか?お昼休み等のお時間でも結構です。

色々書いてありますが、要約すると、

  • 書類審査はOK!
  • 本社(アメリカ)の担当人事にも確認取るから英語の履歴書を出してくれ!
  • この後、会社の人事との面接があるから、その対策立てるために電話しよう!

英語の履歴書を作ったことがなかったですが、なんとか1晩で書き上げることができ、次の日に転職エージェントの担当に送りました。

【英語が苦手でも1日で完成】外資系製薬企業内定者による英語での履歴書の効果的な書き方!

書類選考合格時(2回目)の返事はこう来る!実例紹介!

実際私が書類審査通過の連絡を受けたのは書類提出から3週間ほど経過したくらいです。

連絡方法は電話でした。

実際は電話に出られなかったので下記のようなメッセージが残ってました。

「M社より先ほど連絡があり、書類審査に通過してとのことです。詳しくはメールを送りますのでご確認ください」

実際の書類審査(2回目)合格のときのメールの内容か公開!

大変お待たせいたしましたが、ただ今、M社より、以下のように書類審査合格/面接日程調整のご連絡がございました。
まずは、おめでとうございます!(ここは、なかなか通過しないのですよ...流石です!)
つきましては、事前に受検いただく適性検査のご案内、ならびに面接日程調整の依頼が来ておりますので、ご一読願います。

添付資料として、

・適性検査の案内(パスワードやURLなど)

・面接候補日が複数の日にちを提案され、その中から面接可能な日程を複数教えてくれ

って内容でした。

書類審査合格を受けての感想

本来なら、うれしい知らせなわけです。

ですが、書類提出から時間経ちすぎて、結構やる気なくなっていたところでした。

実際は「面接面倒くさいなー」

ってテンションでした。

のちに思ったことですが、このあまりテンションが上がらない感じでこの後の面接などに臨んだのは、逆に内定につながったように思います。

冷静に面接対策ができ、面接でも気負わずに臨むことができ、変に自分を大きく見せようとせず等身大の自分を面接で出せたことが良い結果になったように思います。

個人的に登録してよかった製薬薬企業転職志望者におすすめの転職サイト3選!

外資系製薬企業の面接を突破したときの対策方法を大公開!

想定問答として以下のような対策をしました。大学卒業後、面接なんてやってないので忘れてますね。

●これまでのキャリアの要約
→まず間違いなく聞かれますので、5分程度(10分は長過ぎ)で簡潔にこれまでのキャリアをご説明できるように準備。

●現職を退職しようと思った理由
→応募の際のエージェントからの紹介文が企業に提出されているので、電話でインタビューで話した転職動機と齟齬が無いように、回答を準備。

●この会社を志望した理由
→まずは、志望している企業のホームページをしっかり読み込み(何をメインに置いてい る会社か?大切にしている企業ポリシーは何か?)、何に共感して、 自身のキャリア形成の舞台にしたいのか?という観点で考える

●この会社に、これまでのどういう経験を生かして、どのような貢献すること が出来るか?
→これが最も重要。経験・能力から、応募しているポジションで貢献できる(したい) と思うことを、可能な限り具体的に、熱意を持って述べる。

●社会人としての自身のポリシー(信条:大切にしていること)は何か?
→何を考え方/判断の柱としているのか?働くことについて、何を大切にした いと思っているか?

●自身の「強み」と「弱み」は何か?
→自身の「強み」と認識し、自信を持っていること、逆に自身の「弱み」と認 識し、常にそれを意識して克服したいと思っている点。

●これまでの失敗ケースで記憶に残っているものは何か?今後同じようなケー スが生じた場合、どのように対応したいと考えているか?
→最近、どの企業でも良く出る質問。ご自身の失敗ケースから、きちんと 何かを学び、今後に生かしてゆく姿勢があるのかどうか?具体的な失敗例を上げ、それに対する今後の対応方 法・対応姿勢をしっかりと述べるように(既に実行してきた、とい う言い回しで実例を述べる)。

●3年後、5年後、10年後に自分はどのようになっていたいか?
→短期・中期・長期の自身のキャリアビジョンが明確になっているかどうかを 問う質問。回答に正解・不正解がある訳ではない。きちんとロジ カルの筋が通っているかどうかが重要。出来るだけ具体的なご自身の キャリア像を整理しておく必要あり。

●他に応募しているところはあるか?どのような段階まで進んでいるか?
→候補者にご興味があり、次のステップに進ませたいと考えた場合に良く聞か れること(スピードで遅れを取らない為に)。よって、会社名は答える必 要はないが、業種と審査段階については、正直に答える(外資 系製薬で一次面接が終わった、書類審査中、●次面接日程調整中、といった形)

外資系製薬の面接を雰囲気を紹介します!

都心にあるビル1棟がすべてその製薬企業のビルでトップ企業って感じのビルでした。

ガラス張りの個室に6人くらいが座れるテーブルで待っていると2人の面接官がやってきました。

面接官1⇒エグゼクティブディレクターポジション

面接官2⇒ディレクター

2対1の面接で履歴書を手元に置いた状態で

「お偉いさんと会っていてバタバタしてすいません」的なことをおっしゃりながら、面接が始まりました。

面接の雰囲気は結構圧迫気味?というかすごく掘り下げてくるイメージでした。

例えば、

「その志望動機だと、この職種じゃなくてもいいよね?」
「整合性が理解できないからそのつながりを説明して」

みたいな感じです。

ちょっとひどいと思った質問が「仕事上の長所と短所それぞれ5個挙げて」

「5個?」せめて3個でしょ?思いながらもとりあえず、長所は5個上げました。

で、短所は5個も思いつきません。「足が遅いことです」とか言ってみようかと思いましたが、やめました(当たり前ですが)

「少し時間をください」と言って、少し考えたふりして、実際答えたのは

「仕事上、短所は5個も今は思いつきません。生活上不都合な欠点を認識したら、それを直すように心がけていますので5個もないと認識しています。ただ、あえて一つ短所を述べるなら「感情」です。」

面接官1「?????感情?」「感情って怒りやすとかそういうことなの?」
面接官2「短所で感情って変だよね」

面接官から反論にあう事態になり、一応下記のように説明しました。

私「ビジネス上で重要な判断の際に感情が邪魔することってありませんか?本来なら判断基準はシンプルであるべきで、例えば医療なら患者にとって有益は不利益かしかないはずで。でも、専門外の診療の際、コンサルするの気が引けるなーとか、疲れているから明日でいいやとか。そういう意味の感情で、これはどうしても克服できないことではあると考えています。」

面接官「んー」←納得していない?

でもまーいーやーみたいな感じで次の質問に移っていきました。咄嗟に思いついたことだけど、結構深いこと言ったと思ったけどなー。

この後は履歴書や職務経歴書の内容で気になった点を一つ一つ聞いてきた感じです。

基本的に面接は発言内容も問われますが、質問に対して理路整然として一貫したロジックでなめらかなやり取りをすること求められていると考えます。

こんな感じで1時間きっかりで面接終了。最後のほうは雑談みたいになってました。

そして普通ならこれで終了なんですが、実は立て続けに人事面接があります

エグゼクティブディレクターとの面接のあと、人事の方との面接なのですが、その人事の方が部屋の外に待機しており(部屋がガラス張りなのでわかる)、エグゼクティブディレクターが部屋を出た後すぐに人事の方が入室せずに外で何かを話をしていて2-3分してから入室してきました。

これは想像ですが、『あの候補者は内定だすから、このあとの人事面接では会社のいいとこたくさん主張して内定辞退されないようにしてね」みたいなことを多分言ってたんだと思います。実際、このあとの人事面接は、面接というより、会社アピールの時間でした。

福利厚生の話や社宅制度(実質16万円の住宅補助)の話をしていただいて、かなり外資は福利厚生が充実しているなという印象的でした。

また、希望年収など聞かれるかと思いましたが聞かれませんでした。

外資系製薬企業から内定のオファーレターを公開!

面接後にメールで連絡があり、正式に内定がでました。

オファー回答期限は1週間弱です。1週間で行くか行かないか決めなければなりません。

メールにオファーレター(雇用条件などが記載)が添付されていたので見てみます。
実際のものがこれ↓

個人的に登録してよかった製薬企業転職志望者におすすめの転職サイト3選!

転職活動して良かった点

転職しようと思っうきっかけはいろいろありますが、やはり現在の職場のメンバーや上司に不満があるからというのが多いのではないでしょうか?

「なんで、こんなに非効率な業務をしているんだろう。」
「なんで問題が山積しているのみ、なにも対策せずに見て見ぬふりをするのだろう。」
って私も思ってました。

ただ、一方で

「上司に対して怠惰な態度にいら立ってましたが、自分も結局は同じような能力しかないんじゃないか?あまり仕事しない上司たちは他にどこにも雇ってもらえないから、ここにいるしか選択肢ない奴らだけど、でも自分も同じでどこにも行くところがないじゃないか?」

そういう考え方がずっとありました。

ですが、今回の転職活動で払拭することができました

転職活動で「自分の市場価値を証明できた」からです。(自分の場合は基本給は2倍になりました)

転職活動で自分の市場価値を客観視することができてそれによって、職場に対する気持ちのしこりを取ることができます。そういった点でも現在の職場に不満があれば、ぜひ転職活動しましょう。

未経験で最大手の製薬企業の学術の内定をもらえたポイントは?

未経験でも大手の製薬企業に内定がもらえたポイントはいくつかあります。

ちまたでは、エントリーシートの書き方とか、履歴書の書き方みたいは「書き方のテクニック」でなんとか内定を取ろうとする風潮がありますが、正直あまり意味がないです。

理由は、そのようなテクニックはみんなやっており、人事などの履歴書をチェックする担当者がそのようなテクニックに騙されて能力が低い候補者を通過させたら自分の評価に関わるわけです

では、どのような候補者を書類通過させるかというと、客観的に評価できる「資格」や「学歴」や「実績」をみます。

難関資格を持っていたり、実績がある人だったら、仮に能力が低い候補者を通したとしても、それを通した人事担当者は「しょうがないよね」という感じになるわけです。

つまり、人事担当は自分の評価が下がらないような候補者と選抜するわけです。

私がトップクラスの外資系製薬企業から内定をもらえたのは、「資格」に「TOEIC815」「実績」で「複数の英語論文」を発表していることを書いたからだと考えています。

ですので、少なくとも「TOEIC800以上」は必ず取ってください

TOEIC800は半年くらいがんばればだれでも取れるスコアなので大手から内定が欲しいならそれくらいは頑張れるはずです

私もTOEIC800台を持っていますが、2か月くらいで600台からこのスコアまで伸ばしました。

おそらく700点台ではインパクトが弱かった思います。英語を仕事のメインとしない職業(翻訳など英語がメインの仕事では800点でもキツイです)に転職するなら、TOEIC800を目標にするべきです。

翻訳とが英語がメインの仕事を目指すならTOEIC800では全然だめだと思いますが、別の専門知識がある+TOEIC800で相当転職確率を上がるでしょう。

ちなみに、私が参考にした勉強法はこちらのブログを参考にさせていただきました。
 ⇒ 「Enjoy life in English

転職活動の前の心構え!

転職活動をするときはまずどのような会社でどのような条件ならいいか具体的にイメージして臨んでください。

いざ内定が出て、オファー条件が提示され思っていたより低い場合、内定が出たことで舞い上がってしまい、元々考えていた条件より低いけど、「ま、いいか」てなります。

私も実際そうなりそうになりました。

ただ、最低ラインは「ポジションはシニアスペシャリスト以上、年収は850万」と決めており、それを厳守した形です。

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コメント

  • コメント (2)

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    • 匿名希望

    どのような経歴で転職に成功されたのでしょうか?

    • ご質問ありがとうございます。
      薬学部を修士まで取得し、大学病院で10年ほど勤務して転職活動しました。

      職歴としては、1か所のみで製薬業界の経験は「ゼロ」でした。