初診からオンライン診療(電話での診療)を可とする方針となりました。
厚労省(中央社会保険医療審議会)で承認されれば、正式に初診からオンライン(電話)診療が可能となります。→2020/4/12より正式に「初診」から電話(オンライン)診療が解禁となります!
※ただし、コロナの流行している時期に限定された措置ですので注意してください。
コロナの時期限定のオンライン診療の流れを解説します。
目次・・・
どこの病院がオンライン診療してくれる?調べ方は厚労省のサイトで公表されています
コロナ限定のオンライン診療対象の医療機関はこちらの厚労省のサイトから確認できます。
どのように利用するべきか?
あとに詳しく説明を書きますが、基本的には「今通っている病院がオンライン診療が対応かどうか?」ということを調べることに利用すべきです。
※一応、初診からオンライン診療ができますが、一部の病気以外は初診からオンラインは無理です!
どうやって、今通っている病院がオンライン診療の対応が可能かどうか調べるのは?
まず、厚労省の「新型コロナウイルス感染症の感染拡大を踏まえたオンライン診療について」というホームぺ時に行きます。
すると、このような画面になります。
ここで、自分の住んでいる都道府県をクリックします。
このように画面になるので、自分が通っている病院名を「Ctrl」と「F」を押して出てくる右上の箇所に入力してください。
このリストに載っていれば、その箇所に飛びます。逆に、これでなければオンライン診療は行っていないと考えてください。
オンライン診療で使用するのはテレビ電話でなく、ただの電話でOK
オンライン診療では基本はテレビ電話で行われますが、テレビ電話が使い方など少し難しい場合があります。
ですが、このコロナの時期限定でオンライン診療は「ふつうの電話」でOKとのことです。
ですのでオンライン診療をこれまで行っていない病院でもオンライン診療(電話診療)を許可してくれやすいので是非、担当の先生に聞いてみましょう。
どのような流れでオンライン診療が行われるか?
・再診の予定日に電話が病院からかかってきます(再診がオンラインでいいよと許可された方のみ)
※初診の場合は患者様から電話をかける必要があります。
・その電話で診察が終了すると、「かかりつけ薬局は?」と聞かれます。
↑これは病院から薬局に処方せんをFAXするためですので、あらかじめ、どの薬局にするか決めておいてください。(病院によっては薬局を指定されますのでその場合は従いましょう)
・病院との電話の後、病院に伝えた薬局に電話をします。(ここで薬の飲み方・薬の受け取り方法・支払い方法の説明があります。)
・その後、自宅に薬が郵送されてきます。
つまり、病院・薬局のどちらにも「一度も行かなくて治療が完了する」わけです。
お金の支払いはどうやって支払うのか?
これは、病院や薬局によって異なるますので、通っている病院に確認しましょう。
支払い方法はおそらく以下のどれかになると思われます。
- どこかのタイミングで直接支払いに出向く
- クレジットカード・電子マネーでのインターネットでの支払い
- 現金振り込み(コンビニなどで)
- 現金書留(現金の郵送)
どのような疾患ならオンライン(電話)での診療が可能か?
みなさんが何かの病気になって、病院に行こうとしたときに
この病気はオンライン(電話)での診療にしてもらえるのか?
と疑問に持つと思います。
ここでは、オンラインで可能 or 不可能 な疾患を紹介します。
再診(処方の継続)なら多くの疾患でオンライン(電話)診療が可能!
これまで病院に定期的に通院していて、薬がなくなったから病院行かなきゃって人は
ほとんどの場合でオンライン(電話)診療が可能と考えられます。
例外として、「検査をしないといけないとき」は病院に行かなければなりませんが、ほとんどの場合でオンライン化は可能と考えられます。
現在、病院に継続して通院している人は、次の診察のときに担当の先生に
次の診察はオンライン診療にできますか?
ときいてみましょう!
逆に、初診の場合でオンライン診療が可能なケースはほぼない!
2020/4/13からコロナの流行期において例外的に初診のオンライン診療が承認されました。
しかし、現実的に初診からオンライン診療が可能な疾患はほとんどありません。
理由は
ほとんどの疾患は最初は検査が必要だから
です。
※ちなみにここでいう「検査」は以下のようなものです。
- 喉や耳の中を観察する
- 心音を聞く
- 血液検査
- X線検査
例えば、風邪ならオンライン(電話)診療が行けるんじゃないか?
と思う人がいると思いますが、基本的にはオンラインは「無理」と言われると思います。
※病院では風邪とインフルエンザの鑑別をしなければなりません。また、喉の腫れの状態を見なければなりませんし、場合によってはインフルの検査をしなければなりません。
ですが、強いて初診からオンライン診療が可能(可能性はゼロではないという意味)な病気を挙げるなら
- 不眠
- 便秘
- 水虫
ならいけるかもしれません。(何度も言いますが、病院によって判断は異なります)
まとめ
コロナ対策の一環として病院に行く機会を減らす目的でオンライン診療の要件が緩和されました。
慢性疾患はコロナによって重症化する要因になると言われていますので、ぜひともオンライン診療を利用していただければと思います。
ただし、初診からオンライン診療というのは、現実的に難しいと考えたほうがよいと思います。
ただし、ある条件をみたしているのであれば病院を変えてもいいかもしれません。その辺は別の記事で詳しく説明しています。