【臨床データで証明】電動歯ブラシは手で磨くのと比べて歯茎へダメージがあるわけではない!【デメリットなし】

電動歯ブラシのデメリットを臨床データを元に解説

電動歯ブラシを買おうかどうか迷っている人で気にしていることは、電動歯ブラシを使うと歯茎を傷つつけてしまうデメリットがあるのではないかということでしょうか。

インターネットで「電動歯ブラシ  デメリット  歯茎」といったキーワードで検索すると、

電動歯ブラシは歯茎を傷めてしまう可能性があります

という内容のことばかり出てきます。

この「可能性があります」って曖昧な表現で、無駄に不安になりますが、情報として全く意味がありませんよね?

だって、「明日地球が滅ぶ可能性があります」って言っているのと同じです。(←うそではないけど可能性はめちゃくちゃ低いことでもこの言い回しならなんとでも言えます)

おそらく多くの人が気になっているのは「手で磨く歯ブラシ」と比べて「電動歯ブラシ」は歯茎を傷めてしまうデメリットがあるのか?という点だと思います。

この記事では臨床データを元にして明確に回答しています。


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電動歯ブラシは歯茎を傷つけてしまうようなデメリットはない!

いきなり結論からですが、

電動歯ブラシでも手を使ってみがく普通の歯ブラシも歯茎へのダメージは特に変わらない

というのが答えです。

つまり、電動歯ブラシの歯茎へのデメリットはない!と考えて大丈夫です。

根拠は2016年に発表された以下の論文です。

3年間観察した結果、手磨きと電動歯ブラシを比較して歯茎の退縮抑制効果は同等だった。

J Clin Periodontol. 2016 Jun; 43(6): 512–519.

海外の報告ですが、電動歯ブラシを使っても歯茎が傷ついてしまうことはなかったという報告です。

つまり、電動歯ブラシを使うかどうか迷っても「デメリット」はないと考えていいと思います。

どうして電動歯ブラシは歯茎を痛めてしまうという情報が出ているのか?

 正確にはわかりませんが、電動歯ブラシは、高速でブラシが動いて電動で歯を磨くことができるわけですが、ブラシの動きが高速なので「歯茎を傷つけてしますのではないか?」というイメージをみなさん抱き、それが先行しているためかと思われます。

 また、グーグル検索で「電動歯ブラシ デメリット」のキーワードで上位にヒットしてくる情報で特に医療関係の情報は、専門家が書いている傾向があります。

ただ、専門家といってもピンきりなんでよね。

 電動歯ブラシの情報も歯科医や歯科衛生士が書いているものが多いですので一見信憑性が高そうですが、読んでみると残念ながら根拠がないのになんとなく記事を書いてあったりします。

まとめ

 電動歯ブラシは歯茎を傷つけてしまうようなデメリットは臨床データ上存在しない。

じゃー電動歯ブラシにしよーっと思って、色々検索すると、電動歯ブラシは値段や機能が色々あって選べないという人が多いと思います。

別の記事で、臨床データをもとに損をしない電動歯ブラシを絞り込んだ記事がありますのでそちらも参考にしてください。

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