オンライン診療の適切な実施に関する指針」に関するQ&Aについて

2018年12月に「オンライン診療の適切な実施に関する指針」に関するQ&A」が発行されました。

https://www.pref.saitama.lg.jp/a0703/documents/301226-3-2.pdf

オンライン診療をする上での疑問などがまとめられています。

概要としては
・オンライン診療は初診は対面診療を行わなければならない。
しかし、例外として
・離島やへき地に住んでいて、近くに病院がない状況です。
・へき地や離島でなくても例外的に初診よりオンライン診療が認められる場合がありますが、現在のところ「禁煙外来」のみとなっています。

またオンライン診療は映像をリアルタイムでお互いが見えるようなテレビ電話などが基本で、「チャット」のような文章のやり取りでの診療は認められないとのことです。

また、自費診療は保険を使用しないため自由度が高いのですが、初診は必ず対面で診療することと記載されています。

※よくある不適切なオンライン診療の例として、ED(勃起障害/勃起不全)の治療が挙げられます。診療ガイドラインにおいて、心血管・神経学的異常の有無の 確認や血糖値・尿の検査を行う必要があるとされており、初診をオンライン診療で行うこと は不適切です。また、EDの治療で用いられる薬剤と飲み合わせは悪い薬が複数あります。これらのオンライン診療のみでチェックすることは難しいためです。

関連記事

  1. サムタスについての薬の概要・作用機序・類似薬・比較試験を専門薬剤師が監修して解説

    「 サムタス点滴静注用8mg・16mg」 概要・作用機序・類似薬・比較臨床試験

  2. テゼスパイアについての薬の概要・作用機序・類似薬・比較試験を専門薬剤師が監修して解説

    「テゼスパイア皮下注」 概要・作用機序・類似薬・比較臨床試験

  3. 【専門薬剤師が暴露!】専門薬剤師を取るメリットは給料が増えること!いくら増えるか実体験を公開!

  4. ケレンディアについての薬の概要・作用機序・類似薬・比較試験を専門薬剤師が監修して解説

    ケレンディア錠20mgの概要・作用機序・類似薬・比較臨床試験の考察

  5. オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会についての要点

  6. 後発品を導入するときの薬価差益の変動試算

    【実はかなり損している!】安易に後発品に変えてしまった病院・クリニック必見!薬価差益の変動額を試算してみましょう!【自動計算ツール付】