【中性脂肪を市販薬で下げる】病院でも使用されているエパデールTが市販薬として通販でも購入できるようになりました。

会社の健康診断などで中性脂肪の数値を指摘されている方も多いと思います。ですが、なかなか病院に行くのもハードルが高いと思って病院に行っていない人が多いのではないでしょうか?

テレビのCMなどで中性脂肪に効くお茶などを宣伝しているのをよく見ます。脂肪の吸収を抑えたり、脂肪を燃やしたりするという効果があるといわれています。病院に行けない人はこのようなものを飲んだりして、なんとかしようとしているのではないでしょうか?

ですが、これらの商品はすべて「特定保健用食品」というもので、薬ではありません。副作用などはほとんどありませんが、効果も弱いのが特徴です。

このほど、2019年4月から「エパデールT」という一般医薬品が通販での購入可能になったことをご存知でしょうか?

これは健康食品の類ではなく「薬」です。病院でも病気の治療に用いられています。

どのような効果があるか?

エパデールTという薬は、成分がイコサペント酸エチルとういうものです。あまり聞いたことがないと思いますが、魚に多く含まれるもので、同じようなものでDHAがありこれは聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?

元々は魚とよく食べるグリーンランド人がなぜか心臓病になる人が少なく、食べ物が関係しているのではないかと言うことで研究されてきた結果、魚に含まれる成分でもこのイコサペント酸エチルが有効ということが判明しました。エパデールTは魚から高純度のイコサペント酸エチルを抽出したものになります。

また、エパデールは様々な研究は現在も行われて、多くの有効性が証明されています。

虚血性疾患を含むその他のイベント発生率もイコサペント酸エチル群の方が有意に低かった。重篤な出血イベント発生率はイコサペント酸エチル群2.7%、プラセボ群2.1%だった(P=0.06)。Bhatt DL et al. Cardiovascular Risk Reduction with Icosapent Ethyl for Hypertriglyceridemia. N Engl J Med. 2019 Jan 3;380(1):11-22. doi: 10.1056/NEJMoa1812792. Epub 2018 Nov 10.

中性脂肪がどのくらいならエパデールTを飲むべきか?

以下のような方は基本的には病院で治療をすることが勧められています。

ただし、中性脂肪だけが少し高い※だけのような方は、病院に行かずにエパデールのようなもので様子を見てもいいと言われています。
※具体的には中性脂肪が正常値よりもやや高めの値(150mg/dL以上300mg/dL未満)を指す。

アマゾンなどでの通販で購入することができますが、購入の際に審査があり、許可されないと売ってくれませんので注意

こちらの商品は購入の際、少し手続きが面倒ですので、購入方法や注意点を解説します。

チェックシートを記入していく

チェックシートは通販で購入する場合でもドラッグストアで購入する場合でも、どちらもなんらかのチェックシートを記入していかなければ売ってくれません。

形式はお店によって異なりますが、このようなものになります。

初回用のチェックシートと2回目以降チェックシート

これらのチェック表においてもっともネックになるのが、「病院または診療所を受診しましたか?」というところだと思います。

つまり、病院に行って中性脂肪の診察を受けていなければなりません。

さらに2回目からの購入の際は「服用後の検査結果を書き込みましょう」という設問があります。

つまり、最初にエパデールを購入して、次の購入までに病院に行って中性脂肪の検査結果を受けなければ2回目の購入ができないということになります

どうしてこんなに厳しいのか?

理由はいくつかありますが、理由として大きいのは効果がないのに使用し続けると副作用が出るからです。この薬を飲んで逆に中性脂肪が上昇してしまうケースもあり、3か月に一度ほど値をチェックしていく必要があります

結局、エパデールTが通販で購入できるようにはなったけど、敷居が高い印象

このように、エパデールTの購入の流れを書きましたが、なかなか購入のハードルが高くて面倒だなって印象です。

特にチェックシートの下のほうに書いてある「3か月に1度病院に行って検査しなければならない」ってのはネックですね。

病院に行く時間がないから市販薬で中性脂肪を下げたいわけですし、病院行くなら、病院で薬も処方してもらえます。わざわざ値段が高い市販薬を買う必要はありません。(病院で処方されるほうが断然安いです)

もちろん、病院で診てもらう場合は一か月に一度は通院する必要がある(一般的には)ので、市販薬なら3か月に一度の通院に減るという意味では多少楽にはなるのかもしれませんが。

中性脂肪が少し高いくらいであれば、冒頭にも少し触れた特定保健用食品がおすすめ

実は特定機能食品にもイコサペント酸エチルを医薬品と同じ量で含まれるものがあります。

通販で購入でき、購入の際もそこまで煩雑な手続きは不要です。

中性脂肪だけでなく、血圧や血糖が高い人は市販薬では治りませんので、病院で診てもらう必要があります

そこでおすすめなのは、オンライン診療です。

中性脂肪が高い方はまさに、オンライン診療の対象です。(オンライン診療の詳しい説明はこちら)

3か月に一度は通院しなければならないという点では市販薬を買うのと変わりませんが、市販薬を買ったり普通に通院するよりも安く済みますし、エパデール以外のコレステロールの薬も医者が上手く使い分けてくれるので効果も全然違います。

お近くの内科で生活習慣病を診ている病院やクリニックを探してみてみることをおすすめします。

こちらからオンライン診療を行っているお近くの病院・クリニックを探すことができます。

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