頭痛の時の「市販薬」を飲んでいるという人は多いと思います。
頭痛の時に何を飲んでいるか人それぞれですが、有名なもので「イブ(イブプロフェン)」などが有名です。一方で「アセトアミノフェン」という成分も実はかなり売れています。
では、どちらの方が頭痛に強く効くのか?
ということですが、
結論から言うと、イブプロフェンもアセトアミノフェンでも頭痛に対する効果の強さは変わりません。
ではどちらを選んでも同じかと言うとそうではなく、選ぶならアセトアミノフェンが入ったものを選ぶことをおすすめします。
理由はアセトアミノフェンの方が「安全」だからです。
この記事では、以下のことを解説していきます。
〇 イブプロフェンとアセトアミノフェンの効果の強さは同じという根拠は?
〇 イブプロフェンよりもアセトアミノフェンのほうが安全という理由は?
監修薬剤師

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目次・・・
イブプロフェンとアセトアミノフェンの効果の強さは同じという根拠は?

イブプロフェンが頭痛を治す強さとアセトアミノフェンが頭痛を治す強さはどっちが強いか調べた研究があります。
どちらの薬剤も薬を飲んでから30分後から効果が現れて、その後、約2時間後には頭痛を取り除くことができたことが証明されています。

参考:The Journal of Emergency Medicine, Vol. 58, No. 5, pp. 725–732, 2020
頭痛を取ると効果の強さはイブプロフェンもアセトアミノフェンも同じ!
イブプロフェンよりもアセトアミノフェンのほうが安全という理由は?
イブプロフェンとアセトアミノフェンの副作用の発生割合を調査しました。
イブプロフェン | アセトアミノフェン | |
消化管症状 | 2.99%で発生 | 可能性は低い |
発疹 | 0.2%で発生 | 可能性は低い |
妊婦への使用 | 妊娠時期により使用禁止 | 安全 |
腎障害 | 可能性がある | 可能性は低い |
喘息の誘発 | 可能性がある | 可能性は低い |
肝障害 | 可能性は低い | 過剰投与で可能性あり |
ここにあるのは代表的な副作用ですが、イブプロフェンの方が副作用が出やすいことがわかっています。
参考:ブルフェン錠インタビューフォーム カロナール錠インタビューフォーム
薬というものは副作用が一定の確率で起こるものです。
ですので、できるだけ副作用が出にくい薬を選ぶのが賢い選び方ポイントとなります。
さらに、イブは喘息がある人は喘息がひどくなったりしますし、妊娠している方には使用が禁止されています。
ですので、頭痛に対しての効果が同じであれば「安全」なアセトアミノフェンを選ぶことが大切です。
ちなみに通販で購入するのがおすすめです。もっとも安く購入できるのはこちらです↓
まとめ
・イブプロフェンとアセトアミノフェンでは頭痛を治す効果の強さは同じ
・イブプロフェンとアセトアミノフェンでは副作用はイブプロフェンのほうが出やすい。
以上のことから頭痛に対してはまずは「アセトアミノフェン」が入った頭痛薬を選ぶことをおすすめします。
ただし、人によっては「アセトアミノフェン」では痛みが取れないという人もいます。
そのような方は上記の注意点をふまえながら、イブプロフェンを含む成分の頭痛薬を選ぶこともありです。
ですが、別の記事で解説していますが、イブプロフェンを買うかどうか考えているのであれば「ロキソニン」の方がおすすめです。
詳細はこちら↓の記事を参考にしてください。