【無料ツール】薬剤部で作る「注射薬配合変化早見表」の簡単な作成方法

注射薬を混合したり側管から投与する際、「この組み合わせで配合変化は起こらないか?」と、病棟の看護師や医師が薬剤師に質問することはよくあります。

もし、病棟のスタッフがその場でサッと確認できる「配合変化早見表」が病棟に掲示されていれば、薬剤師への問い合わせも減り、お互いの業務効率は大きく向上します。

この記事では、多忙な薬剤部でも手間をかけずにオリジナルの配合変化表を作成できる効率的な方法について解説します。

効率的な「配合変化表」の作り方:全品目ではなく「頻用薬」に絞る

いざ配合変化表を作ろうとした時、「当院で採用している全注射薬のマトリックス表を作らなければ…」と考えるかもしれません。しかし、それは非常に時間がかかり、表が巨大になりすぎて現場の病棟スタッフにとっても見づらいものになってしまいます。

以前、当サイトで5,000件以上の検索データを解析した結果、臨床現場で調べられている配合変化の約50%は「よく使われる特定の20品目」に集中していることが判明しました。(例:各種電解質液、フロセミド、セフトリアキソンなど)

参考:【5千件以上データ解析で判明】臨床現場で問題となりやすい20品目

したがって、実用的で機能評価の要件も満たす表を作るためのポイントは以下の通りです。

  1. 自施設の病棟で頻用されるベース輸液と、よく使われる注射薬(20〜30品目程度)をリストアップする
  2. その病棟で使用頻度が高い薬剤も追加する

このルールで配合変化表を作成するのが、現場と薬剤部の双方にとって最も負担を最小化できる解決策です。

【無料ツール】「配合変化リスト」を簡単に作る方法

表に載せる薬剤を絞ったとしても、添付文書やインタビューフォームを一つずつ確認し、Excel(エクセル)等に「○・×・△」を打ち込んで表を作るのは、薬剤部にとって途方もない作業です。

そこで、誰でも簡単に配合変化表のベースとなるデータリストを抽出できるツールをご紹介します。

配合変化表の作成には無料の配合変化データベース「配合変化ライブラリー」を使用します。

薬品名を入力して配合変化データを表示します。

配合変化表に入れたいデータの行にチェックを入れて「追加」ボタンを押します。

「表示」ボタンを押すことで一覧表が作成されます。行の入れ替えや削除や印刷機能がありますので見やすいように編集することができます。

ここまでの機能が「無料」で使用することができます。

また、「有料版」のみとなりますが、作成した一覧表を「エクセルに出力する機能」や「マトリックス表」を作成する機能もあります。

実際の操作画面を録画したこちらの短い動画をご覧ください。

▼【有料版)配合変化リスト・マトリックス表の簡単な作り方(操作解説動画)▼

有料ツールの特徴】

  • 直感的な操作で対象薬剤をピックアップ 検索窓や一覧から、自施設でよく使う輸液や頻用薬をポチポチと選択していくだけで準備完了です。
  • 配合変化データを一括リスト化して出力 選択した薬剤同士の配合変化データが、一瞬で一覧リスト化されます。分厚い成書や添付文書を一つずつめくって調べる必要はありません。
  • Excel(エクセル)での表作成が圧倒的にスムーズ 抽出したデータリストを活用することで、院内で使い慣れたExcelフォーマットへの落とし込みが簡単に行えます。薬剤部オリジナルの「配合変化マトリックス表」の作成時間が劇的に短縮されます。